大人子供の日々徒然

極めてどうでもいい雑記です。

レールに沿った人生がつまらない?話題の「4ヶ月で大学中退・起業」について、レールから外れそうな立場にてもの申す。

2016/11/17

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あまり鬱々とした記事は避けたい気分ので、最近話題の人物について書いてみようという趣向で参ります。本日取り上げるのは、何かと話題の「大学を中退して企業します」君について。

4ヶ月で大学を中退し起業します。レールに沿ったつまらない人生はもう嫌だ。 - いしだの話
こんにちは、石田祐希(@yuki1y1m)です。 18年なにも考えずに生きてきて、“レール”に沿った人生を歩んできました。 高校生活を終えてからの進路に就職という選択肢はありませんでした。 ただそれだけの理由で大学へ進学することを選択。 でも、そこには自分の意思が無くて、大学は自分で選択した道じゃなかったんです。

まず、人生のレールから外れてしまいそうな立場に置かれている私の意見を最初に申し上げます。
『君の人生だ。好きにするといいさ。起業?いいんじゃない?頑張って!』

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とりあえず、彼の勇気と行動力は認めたい

彼に対しては四方八方から様々な意見が殺到しているようです。もちろん応援する意見もあれば、例のごとくボロクソに叩きまくる意見もあるようですね。いわゆる「炎上案件」になっていると見受けられます。
つまらない人生を送ることを拒否して、あえて大学を退学し、あまつさえ「起業する!」と自身のブログで高らかに宣言する……なかなかできることではありません。様々な批判があるにせよ、その勇気と行動力は賞賛されて然るべきではないでしょうか。

賛同できる点・特に変だとは感じない点

さて、「人生の選択は個人の自由だ」と言ってしまえばそれまでなのですが、この国には言論の自由がありますので、示された意見に対する賛同も批判も自由です。もちろんそれに対する再反論も。そういうわけで、まずは彼の肩を持ってみましょうか。

起業宣言・退学に関して

「起業する」と宣言して自分を追い込むのは、悪くない手だと思います。言ってしまった手前、逃げることはできませんからね。彼も、その辺りは自覚してやっているのでしょう。
又、「起業するために大学を辞める」方法も賛否はあるでしょう。例えば、「休学という手もあったのでは?」「在学しながら起業している」といった意見も見受けられますが、起業という道一本に絞り、自ら退路を断ったと考えれば、それなりに自然な成り行きだと思います。まるで韓信みたいじゃないですか。

起業の目的

起業の目的も、このエントリーを読む限り「カッコイイ社長になりたい」とあります。いいんじゃないですか、そういう目的でも。他の人は馬鹿にするかもしれませんが、私は割と好きだなぁ。
学生起業家にありがちな過剰なまでに意識の高い、そびえ立つ◯◯(自主規制。ヒント・茶色い)のような起業目的より、よっぽど人間らしく好感を持てます。

親を頼るのは悪いことじゃない。可能ならね

実家に居ながらにして起業することに対する批判がありそうですね。「親のスネをかじるな」とか「退学する覚悟があるなら、実家を出て背水の陣で臨め」とか。
そのような批判はもっともなのですが、「利用できるものはありがたく利用させてもらう」のは悪いことではないと思います。彼の親御さんの理解も得られているようですし、何よりも起業直後に「事務所の賃貸借料」という名の余計な固定費がジャブジャブ出ていくのは経営上の大きな負担になるでしょう。
事務所の手配も学費の返還も、事業がある程度軌道に乗ってからでいいんじゃないでしょうか。

失敗を恐れる必要はない

どうやら彼はまだ18歳とのこと。まだ成人もしていない年齢なら、もし失敗したとしても十二分に挽回できます。なんなら、大学に再度入学し直しても構わない(笑)。まぁ冗談はさておき、いきなり成功する可能性もゼロではないのですから。
成功を得られるのは、一歩踏み出した人だけですからね。挑戦しないことには失敗もできない。失敗があっても何かしら学ぶことはできる。そういった意味で、彼の行動は決して馬鹿にしてはいけないものだと考えます。

すでに最初の関門を突破している!

ブログで「起業のために退職する」とぶち上げ、ぼうぼうに燃えている本案件ですが、大多数の起業家が最初に苦労する壁を、彼は簡単に突破してしまいました。
営業の基本は、「モノを売る前に自分を売る」ことです。彼の場合、未だ起業家として取り組む事業の姿は見えていませんが、とりあえず炎上案件になったことで、すでに四方八方そしてはるか遠方に向けて自分の名前の売り込みを済ませてしまいました。これを意識的にやっているとすれば、なかなかあなどれない青年ですよ、彼は。

それは違うんじゃないかと思う点

さて、かなりの行数を費やして彼の擁護をしました。彼の行動に関しては特に批判をするものではありません。ただ、「君の考えは全面的に正しい!」とはとても言えないんですよ。若さゆえの見識不足があることは否めません。

レールに沿った人生がつまらない?

彼の言う「レール」がどのようなものか詳しく知る術はありませんが、これだけははっきり言えます。

「君が言う『レール』、つまらないかもしれないけど、決して楽ではないぞ」

と。
彼のエントリーから、彼の言う「レール」の文脈を探ると、「自分の選択の余地のないもの」あるいは「安定しているけどつまらないもの」という考えが読み取れます。前者であれば彼の見解との整合性が取れるのですが、世間一般の「レール」とは、後者を指すことが多いのではないでしょうか。

大学を4ヶ月で中退したばかりの短いレールで、その後のレールの顛末を判断するのは時期尚早です。人生の先達に聴いてみるとすぐわかると思いますが、うまく乗ったと思ったレールが突然途切れたり、冷や汗もののジェットコースターだったり、終点が崖だったりするわけで、レールに乗ることが必ずしも安定に繋がるわけではないのです。私のように、なんとかレール沿いの人生を歩んでいたにも関わらず、病気などを理由として途中下車を余儀なくされる事態も十分にあり得ます。

つまり、レールに沿った人生はつまらないことも多いけど、それを忘れるくらい辛いことのほうが多いよ、と言いたいわけです。レールに沿うことのリスクを避けるために起業の道を選んだのなら、それはそれで間違っていないと思いますが。
ジェットコースター並のスリル満点なレールを楽しんでいる人も決して少なくないかも知れませんけどね。

レールに沿って生きることが間違いだと気付いた?

これはいけませんね。「言葉足らずは余計な敵を産むかもしれない」という警鐘を鳴らします。

社会に出て働いている人の多くが「このレールに乗ってよかったのだろうか?」という葛藤を抱えています。又、自ら進んで今のレールに乗った人も大勢いるはずです。これら世間の多数を占めるであろう「レールに乗っている人々」は、決定のプロセスにおいて程度の差はあれど、そのレールに乗ることを自ら選んだのです。その選択は最大限尊重されるべきです。
反面、乗りたくなかったレールに致し方ない事情で乗ることを余儀なくされ、走り続けている人も数多くいることでしょう。そういった人々の事情も慮る必要があるのではないでしょうか。

彼が言い放った「レールに沿って生きることが間違いだと気付いた」という配慮のない一言は、世間の大多数の人々の意志を貶める言葉です。自らの意志で自分の乗るレールを選んだ人々の思いにつばを吐くものであり、自らの行く道に自分の意志を通すことの許されなかった人々に対する侮蔑そのものです。

先程も触れた通り、彼が具体的にどのような事業を手がけるか今のところ不明確です。ただ、B to BにしろB to CにしろB to Gにしろ、電話口の先あるいはメッセンジャーの先にいるのは「人」です。彼の提供するであろう商品あるいはサービスの対象はつまるところ「人」です。それらの大多数を占めるのは、彼が「間違い」と断言する「レールに乗った人」ではないでしょうか。
ただ単純に言葉選びを間違ったのか、炎上させるためにあえて言ったのかはわかりませんが、起業後に相対する顧客やマーケットのことが見えていないとすれば、想像力を欠いていると言わざるを得ません。

この解釈は、彼の本意とするところではないかもしれません。ですが、様々な解釈の余地がある文章を書くことは要らぬ誤解を招く結果になります。起業家たるもの、きちんと言葉を選ぶべきです。

もう起業家なんでしょう?いつまで学生ブロガーを名乗ってるの?

何よりも、学生ブロガーの肩書は今すぐ捨てるべきです。もう学生じゃないんでしょう?起業家なんでしょう?現在炎上中のエントリーが9月15日付。そこからすでに4日経過しています。さっさとプロフィールを変えましょう。プロフィールを変えれば「既報の通り学生ブロガーの肩書を捨てました。新しいプロフィールはこちら!」で記事を1本書けるじゃありませんか。恐らくその記事を書いていたなら多少はアクセスを集めたと思いますよ。

覚悟を示すなら、まずは行動じゃありませんか?

まとめ

以上、賛同・批判の両方を真剣に書きました。

とりあえず、彼はまだ若い。若さゆえの青さ……無知であったり、想像力の欠如であったり……も端々に見受けられます。ただ、自分の人生を自分の考えで選択した彼の思いは最大限尊重されるべきだと思います。
その選択が良きものであるよう、彼の起業が成功裏に終わるよう祈っています。

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