大人子供の日々徒然

極めてどうでもいい雑記です。

iTunes で聴けるおすすめ古典落語・計4席

2016/10/04

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以前、笑点についての記事を2件ほど書きました。

当時の記事を見ると、各方面に遠慮して書いてますねぇ。今更ながらはっきり言ってしまいましょう。笑点は別に好きじゃないです。本当に暇な時しか見ていません。日曜の17:30は、もっぱら林哲司・半田健人の昭和音楽堂をradikoで聴いています。宮城県だとこの時間の放送なんですよ。林先生は本職なので、楽曲のアレンジや作られた背景について詳しいのは当然なのですが、半田さんの底知れぬ知識の深さに毎度驚愕させられます。

林哲司・半田健人 昭和音楽堂
この番組は「昭和」という時代のど真ん中をリアルタイムに歩んできた団塊世代の作曲家・林哲司と、80年代生まれなのに、何故かやたらと昭和に詳しい俳優・半田健人が、昭和そして20世紀の様々な曲・隠れた名曲やレアもののレコードなどを紹介しながら、作詞家・作曲家・編曲家からスタジオミュージシャンに至るまで、その音楽や人について、様々な角度から語ります。

いかんいかん、だいぶ逸れましたので改めて。
昔は良かったんですよ、笑点。今では色物(マジックとか漫才とか)と大喜利だけですが、昔はちゃんと落語を一席やっていたんですよ。まだインターネットのイの字もなかった頃、落語に触れられる貴重なテレビ番組でした。落語を放送しなくなった時点で、笑点はその価値を大きく毀損したと個人的に考えています。

さて、笑点を軽くdisったところで本題に参りますか。
テレビで落語を放送していなくても(BS・CSではやっているようですが)、特に困ることはありません。今はYouTubeやiTunesで落語が聴けます。いい時代ですね。

そういうわけで、私がダウンロードしてiPhoneに入れている噺をいくつかご紹介します。

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春風亭一之輔 ・ 茶の湯

私が若手最強と信じて疑わない逸材。録音物を聴く前に実際の高座を観て、その場で魅了されたパターンです。その特徴は、強毒性のマクラと独創的なアレンジの効いた古典。間違いなく今後の落語会を背負って立つ人物です。

茶の湯
カテゴリ: コメディ

この模様が録音された当時、一之輔師はまだ二つ目。中途半端な真打を全て駆逐してしまいそうな勢いが感じられます。聴きどころは、豪快かつ現代風に施されたアレンジメント。標題の「茶の湯」は私が実際に高座で観て虜になった噺で、高座では録音当時よりもご隠居と定吉のクー・クラックス・クラン秘密結社度がパワーアップしており、腹筋がねじ切れそうになったのですが、まだ発展途上であるこの録音でも、一般的な噺家が演る「茶の湯」を彼方へぶん投げるような独自のアレンジがなされています。

桃月庵白酒 ・ 粗忽長屋

「とうげつあん・はくしゅ」と読みます。師匠である五街道雲助師は、弟子に珍しい高座名を名乗らせることで有名で、一番弟子である白酒師もこのような高座名に。
白酒師の特徴もまた、毒をたっぷり含んだマクラと現代的なアレンジの効いた古典です。方向性は先程紹介した春風亭一之輔師と似ていますが、豪快な語り口の一之輔師に対し、白酒師は流麗に毒を吐きます(笑)。何にせよ、実力派であることに間違いはありません。

粗忽長屋
カテゴリ: スポークンワード

「粗忽長屋」は、故・五代目柳家小さんの一席が有名ですが、白酒師の粗忽長屋は、大師匠である故・十代目金原亭馬生、そのまた師匠である故・五代目古今亭志ん生の流れを組むいわゆる「古今亭」の粗忽長屋です。「柳家」の粗忽長屋と聴き比べるのも面白いかもしれません。
もちろん、現代風のアレンジが効いており、古典だからと身構えずに笑える一席です。

柳家喬太郎 ・ 転失気

古典・新作の二刀流であり、そのどちらも一流。喬太郎師の落語に触れたのは、動画サイトで観た「時そば」が最初でした。師の時そばは、強烈なマクラの印象から通称「コロッケそば」と呼ばれています。油で揚げられ、やがてそばつゆに浸かる運命のコロッケを、体全体を使って表現する傑作マクラです。

転失気
カテゴリ: スポークンワード

喬太郎師の特徴のひとつが、登場人物がしばしば行うメタ発言です。一方の登場人物が暴走すると、もう一方の登場人物が「古典だぞ!自重しろ!」などと言ってしまうこともしばしば。もうひとつの特徴が、その場の状況を即座に噺へと取り込む「即興の妙」です。噺の登場人物が会場の立地をイジり、前幕に演った噺の内容すらも利用します。この「転失気」でも、会場が仏教伝道センタービルであることを最大限活用し、爆笑を誘います。

柳亭市馬 ・ 掛取萬歳

現・落語協会会長。正統派の古典落語を聴かせてくれます。私は若手〜中堅噺家が演るエッジの効いた落語を好みますが、たまにはどうしても正統派の古典を聴きたくなるんです。そんな時、市馬師の噺のお世話になっています。正統派の古典をじっくり楽しみたいなら、師の高座を強くおすすめします。

掛取萬歳
カテゴリ: コメディ

「掛取萬歳」は噺家の力量が如実に現れる噺ですが、市馬師は次々とやってくる借金取りとのやり取りをコミカルかつリズミカルに気持ちよく聴かせてくれます。30分以上の長い噺ですが、笑いだけではなく、噺の上手さにおいても大満足の一席です。

 

そういうわけで、厳選した4名の師匠方の録音をご紹介しました。落語聴きとしてはまだまだひよっこな私ですので、もっともっと深掘りしていきたいと思っています。

 

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