大人子供の日々徒然

極めてどうでもいい雑記です。

【MLB】祝、ザック・ブリットン4位入賞。2016年サイ・ヤング賞総括

2016/12/03

dscf9027_tp_v

2016年度のサイ・ヤング賞とMVPが発表され、いよいよストーブリーグに突入するMLBですが、まずは慌てず騒がず、サイ・ヤング賞から見ていきたいと思います。MVPについてはまた後程ということで。

MLB=サイ・ヤング賞、シャーザーとポーセロが選出(ロイター) - Yahoo!ニュース
[16日 ロイター] - 米大リーグ(MLB)は16日、ことしのサイ・ヤング賞(最 - Yahoo!ニュース(ロイター)
スポンサーリンク

2016年サイ・ヤング賞 - アメリカン・リーグ

まずはアメリカン・リーグのサイ・ヤング賞受賞者から。

【受賞】リック・ポーセロ(BOS)
137ポイント(1位票:8 2位票:18 3位票:2 4位票:1 5位票:1)

【2位】ジャスティン・バーランダー(DET)
132ポイント(1位票:14 2位票:2 3位票:5 4位票:4 5位票:3)

【3位】コーリー・クルーバー(CLE)
98ポイント(1位票:3 2位票:6 3位票:12 4位票:8 5位票:1)

ということで、リック・ポーセロが初受賞となったわけですが、予想以上にジャスティン・バーランダーの健闘が目立ちました。ポーセロとバーランダーの獲得ポイント数がわずか5ポイント差の大接戦であったこと以上に、1位票はバーランダーのほうが多いという結果に驚きました。まるでどこぞの国の大統領選挙の結果のようです。

さて、なぜこのような結果になったのでしょうか。この3名の成績を見比べてみましょう。

最終候補者・成績比較(アメリカン・リーグ)

最終候補者となった、ポーセロ・バーランダー・クルーバーの各種成績を以下の表にまとめました。尚、カッコ内の数字はリーグ順位です。

項目 R・ポーセロ J・バーランダー C・クルーバー
投球回 223 (4) 227 2/3 (2) 215 (5)
勝数 22 (1) 16 (6) 18 (3)
敗数 4 9 9
防御率 3.15 (5) 3.04 (2) 3.14 (4)
奪三振 189 (8) 254 (1) 227 (5)
完投 3 2 3
QS 26 (2) 27 (1) 22 (6)
WHIP 1.01 (2) 1.00 (1) 1.06 (4)
ピッチングWAR 5.04 (5) 6.61 (1) 6.45 (2)

出典:MLB.com・ESPN

こうして一覧で見てみると、ポーセロとバーランダーが接戦を演じた理由が何となくわかります。
リーグ1位を記録した項目は、ポーセロが1つであったのに対してバーランダーは4つ。最近の投票では、特にWHIPやピッチングWARといったセイバーメトリクス指標が良好であればあるほど高い評価を受ける傾向にあります。

それでもポーセロがサイ・ヤング賞を獲得した要因は、やはり勝ち星の多さでしょう。
最近はセイバー指標が評価されるようになったとは言え、依然として勝ち星が重視される傾向は続いています。それを裏付けるように、アメリカン・リーグではここ6年間、最多勝利投手がサイ・ヤング賞を受賞しています。

  • 2016年 リック・ポーセロ(22勝3敗)
  • 2015年 ダラス・カイケル(20勝8敗)
  • 2014年 コーリー・クルーバー(18勝9敗)
  • 2013年 マックス・シャーザー(21勝3敗)
  • 2012年 デビッド・プライス(20勝5敗)
  • 2011年 ジャスティン・バーランダー(24勝5敗)

尚、アメリカン・リーグ所属投手の22勝以上は2011年のジャスティン・バーランダー(24勝5敗)以来の、また、レッドソックス所属投手の22勝以上は1999年のペドロ・マルティネス(23勝4敗)以来の快挙でした。尚、2011年のバーランダーと1999年のマルティネスはともにサイ・ヤング賞を受賞しています。

ちなみに、今回の投票結果に対してバーランダーの嫁がクレームを付けているようです。

ヴァーランダーのサイ・ヤング賞落選にモデルの婚約者が激怒ツイート
【11月17日 AFP】米大リーグ(MLB)、デトロイト・タイガース(Detroit Tigers)のジャスティン・ヴァーランダー(Justin Verlander)が2016年シーズンのサイ・ヤング賞(Cy Young Award)を逃したことを受け、婚約者でモデルのケイト・アプトン(Kate Upton)が16日、ツイッター(Twitter)上で怒りを爆発させた。

まぁ、言いたいことはわからないでもないが、貴殿がマウンドに立って投げたわけじゃないからねぇ……ポーセロに失礼じゃない?
一方のバーランダー本人は、「私に投票してくれた全米野球担当記者協会(BBWAA)の皆さんに感謝します」と大人のコメント。これぞスポーツマンシップ。

記者投票数(アメリカン・リーグ)

最終候補者を含め、以下の選手が得票しました。一覧にまとめましたのでご覧ください。

選手名 1位 2位 3位 4位 5位 ポイント
R・ポーセロ(BOS) 8 18 2 1 1 137
J・バーランダー(DET) 14 2 5 4 3 132
C・クルーバー(CLE) 3 6 12 8 1 98
Z・ブリットン(BOS) 5 3 2 5 9 72
C・セール(CWS) 1 4 9 6 40
J.ハップ(TOR) 3 2 1 14
A・サンチェス(TOR) 1 3 6
田中将大(NYY) 1 4 6
A・ミラー(NYY/CLE) 1 3
M・フルマー(DET) 1 1
J・キンタナ(CWS) 1 1

出典:BBWAA

かなり票がバラけた印象です。打高投低のせいかな?
そうそう、私にとってのトピックがひとつ。謹んで申し上げます。

ザック・ブリットン、堂々の4位!

当ブログで激推しのザック・ブリットンが4位に入賞しました!祝!!!!!!!!!!

しかも、最終候補者であるクルーバーを超える5票の1位票を獲得。記者の皆さんもなかなかわかってますなぁ(←偉そう)。今シーズンのブリットンは異次元の成績を残したわけですから、当然といえば当然でしょう。何せセーブ成功率100%ですから。

さすがに最終候補者を押しのけてのトップ3入りは果たせなかったものの、トーホグ(日本語訳:東北地方)の田舎町から密かに応援していた私としても非常に嬉しい結果でした。

また、地味に注目していたアンドリュー・ミラーにも3位票が1票入り、堂々の入賞を果たしました。例えセットアッパーでも、活躍すれば得票があるんですね。

マー君さんにもちょっとだけ票が入りました。アメリカン・リーグ防御率3位は伊達ではない。

2016年サイ・ヤング賞 - ナショナル・リーグ

次に、ナショナル・リーグのサイ・ヤング賞受賞者はこちら。

【受賞】マックス・シャーザー(WSH)
192ポイント(1位票:25 2位票:3 3位票:1 4位票:1)

【2位】ジョン・レスター(CHC)
102ポイント(1位票:1 2位票:16 3位票:9 4位票:2)

【3位】カイル・ヘンドリックス(CHC)
85ポイント(1位票:2 2位票:7 3位票:8 4位票:7 5位票:5)

マックス・シャーザーがジョン・レスターに大差を付け、タイガースに在籍していた2013年以来3年ぶり2度目のサイ・ヤング賞を受賞しました。
両リーグでのサイ・ヤング賞獲得は史上6人目の快挙とのこと。ちなみに、シャーザー以前に両リーグでのサイ・ヤング賞受賞を果たしたメンバーはこちら。

  • ゲイロード・ペリー(314勝265敗 / サイ・ヤング賞2回 / アメリカ野球殿堂入り)
  • ランディ・ジョンソン(303勝166敗 / サイ・ヤング賞5回 / アメリカ野球殿堂入り)
  • ペドロ・マルティネス(219勝100敗 / サイ・ヤング賞3回 / アメリカ野球殿堂入り)
  • ロジャー・クレメンス(354勝184敗 / サイ・ヤング賞7回 / おくすり)
  • ロイ・ハラデイ(203勝105敗 / サイ・ヤング賞2回)

いやいや、えらい面子だ。

最終候補者・成績比較(ナショナル・リーグ)

シャーザーの受賞とレスター、ヘンドリックスの順位及び得票数に異論のある人は少ないでしょうが、一応成績比較表を作ってみました。アメリカン・リーグの場合と同様に、カッコ内の数字はリーグ順位です。

項目 M・シャーザー J・レスター K・ヘンドリックス
投球回 228 1/3 (1) 202 2/3 (6) 190 (13)
勝数 20 (1) 19 (2) 16 (5)
敗数 7 5 8
防御率 2.96 (8) 2.44 (2) 2.13 (1)
奪三振 284 (1) 197 (7) 170 (17)
完投 1 2 2
QS 26 (1) 26 (1) 20 (6)
WHIP 0.97 (1) 1.02 (3) 0.98 (2)
ピッチングWAR 6.21 (1) 5.31 (6) 4.99 (9)

出典:MLB.com・ESPN

一覧を見ると、シャーザーがサイ・ヤング賞を受賞したことに対して、より一層納得が行きます。
他の2人に遅れをとっているのは防御率のみ。他の成績や指標についてはシャーザーの独壇場です。

シャーザーは、レギュラーシーズン最終戦の大味な内容がどうしても強く印象に残りますが(20勝目を挙げつつも5回を投げて5失点。更にはチームが挙げた10点のうち4点を自身のバットでジエンゴ)、悪い時の投球が目立つほどに通常時の投球が安定していたとも受け取れます。実際、今シーズンのQS率は76%(34先発・26QS)でリーグ4位となかなか安定感がありました。

一方のレスターは不調でもきちんと試合を作り、派手な炎上はなかったという印象です。ヘンドリックスも防御率リーグトップの結果が示す通り、シーズンを通して好投しました。

記者投票数(ナショナル・リーグ)

ナショナル・リーグでは以下の選手が得票しました。アメリカン・リーグ同様、表にまとめましたのでご覧ください。

選手名 1位 2位 3位 4位 5位 ポイント
M・シャーザー(WSH) 25 3 1 1 192
J・レスター(CHC) 1 16 9 2 102
K・ヘンドリックス(CHC) 2 7 8 7 5 85
M・バムガーナー(SF) 2 6 7 6 46
C・カーショウ(LAD)  2 1 5 3 30
J.クエト(SF) 3 3 4 19
J・フェルナンデス(MIA)  1 1 1 9 18
N・シンダーガード(NYM)  1  1 3 2 15
J・アリエッタ(CHC) 1 2
T・ロアーク(WSH) 1 1

出典:BBWAA

アメリカン・リーグのような接戦になることはなく、特にトップ3の座は揺るぎませんでした。

クレイトン・カーショウに1位票が2票入っています。前半戦は鬼神の如き投球を見せたものの、椎間板ヘルニアの影響で規定投球回には届きませんでした。それでも21試合に登板して12勝を挙げ、防御率は脅威の1.63を記録。MLB最強投手の意地を見せました。
カーショウが振るわなかったため、今年のサイ・ヤング賞は言わば「白鵬のいない本場所」のようなものでした。

返す返すも残念なのはホセ・フェルナンデスの事故死です。サイ・ヤング賞の投票では7位に終わりましたが、もしあのような事故が起きず、彼がシーズン終了まで投げていたなら、3人の最終候補に入る可能性が高かったと考えます。

おまけ

バーランダー嫁のキレッぷりに対する、ノア・シンダーガードの自虐ツイートが大変味わい深いです。

https://twitter.com/Noahsyndergaard/status/799044211970445312

いつの間にかツイートが消されていますね。ゴタゴタしたからかな?

【次回予告】
MVP編も書きます。恐らく。

スポンサーリンク

-野球
-,

閲覧数TOP5

1
失神するほど痛い!腎臓結石で激痛がきたらどうする?経験者が対策を伝授します

なんだかキルラキルみたいな題字になっちゃいましたが、まぁいいや。 ちょっと前の記 ...

2
登米市の三滝堂ふれあい公園に行ってきた 2016年・秋

最近は天気の良い日が続いて、ありがたい限りです。多少は外に出ようという気分にさせ ...

3
うつ病が相当よくなったので復職しました。復職して感じたことあれこれ

かねてより問題となっていたうつ病ですが、症状が著しく回復したため、この度復職を果 ...

4
【アダルトチルドレン関連記事】昔の記憶をあまり思い出せないことと、家族の金銭問題と。自分の人生を生きるために向き合うべきもの

早いもので10月になってしまいました。 日々に追われ汗水たらして働いていた頃と休 ...

5
脳がザワザワする……どうかしちゃってる海外産RPG「Hylics(ハイリックス)」

あまり体調がよろしくない為、ぼんやりネットサーフィンUSAと洒落込んでいたところ ...