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【MLB】2016年シーズン賞レースの行方(3) MVP&サイ・ヤング賞ノミネート外の選手にスポットを当てる。アメリカン・リーグ編

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MLBの賞レースも佳境を迎え、残すはMVP、サイ・ヤング賞、新人賞の発表のみとなりました。
各賞を予想するのはありきたりなので、当ブログではMVP級あるいはサイ・ヤング賞級の活躍を見せたにも関わらず、両賞にノミネートされなかった選手を取り上げています。ひとつ前の記事では、ナショナル・リーグ編をお届けしました。

というわけで、本記事ではアメリカン・リーグについて書いていきます。

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最終候補一覧(アメリカン・リーグ)

アメリカン・リーグの各賞最終候補はこちら。

アメリカン・リーグMVP最終候補

  • ホセ・アルトゥーベ(HOU)
  • ムーキー・ベッツ(BOS)
  • マイク・トラウト(LAA)

アメリカン・リーグサイ・ヤング賞最終候補

  • コーリー・クルーバー(CLE)
  • リック・ポーセロ(BOS)
  • ジャスティン・バーランダー(DET)

アメリカン・リーグ新人賞最終候補

  • タイラー・ネイキン(CLE)
  • ゲーリー・サンチェス(NYY)
  • マイケル・フルマー(DET)

MVP、サイ・ヤング賞ともに順当な面子。トラウトのMVP候補入りは恒例行事となりました。
新人賞候補の3人はいずれも規定打席または規定投球回に達せず、ナショナル・リーグに比べると小粒な印象を拭えませんが、シーガーの成績が突出しすぎているだけで、普通はこんなものですよ。

では、惜しくも各賞選外ながら活躍が印象的だった選手を挙げていきましょう。

デービッド・オルティス

デービッド・オルティス - Wikipedia

【2016年レギュラーシーズン成績】
537打数・169安打・38本塁打・127打点・打率.315・OPS1.021

今シーズンを最後に引退したボストン・レッドソックスの主砲にして、MLBの歴史に名を刻む偉大なスラッガー。
今シーズンは127打点を叩き出し、打点王を獲得。他にも打率.315・38本塁打・OPS1.021という引退する選手とは思えない圧倒的な成績を残し、これ以上ないほどの有終の美を飾りました。
その引退に際し、暑苦しい記事を書いています。よろしければご覧ください。

現役最終年にとんでもない成績を挙げたことから、オルティスはMVP最終候補に入るのではないかと思っていましたが、WARお化けのトラウトにその座を奪われた感が拭えません。

DH専属であることから、打撃成績に加え守備面での貢献も重要となるMVP投票では不利な状況に終始し、一度もMVPを獲得することなく現役を終えましたが、レッドソックスの精神的支柱として今シーズンの地区優勝に多大な貢献を果たしました。
背番号34は永久欠番になることが決まっており、レッドソックスの黄金時代を築いた名選手としてこれからも長きに渡り語り継がれることでしょう。

マニー・マチャド

マニー・マチャド - Wikipedia

【2016年レギュラーシーズン成績】
640打数・188安打・37本塁打・96打点・打率.294・OPS.876

ボルチモア・オリオールズに所属する強打の三塁手。メジャーデビュー4年にしてすでに2回のゴールドグラブを獲得している守備の名手でもあります。2015年シーズンに開花した長打力は今シーズンも健在。100打点にはあと一歩及びませんでしたが、37本塁打は立派な数字です。

マチャドのMVP最終候補入りに何が足りなかったのか、昨期と今期の成績から彼のウィークポイントを探ってみましょう。

■マニー・マチャド 2015年シーズン/2016年シーズン成績比較

年度 2015年 2016年
打数 633 640
打率 .286 .294
安打 181 188
本塁打 35 37
打点 86 96
盗塁 20 0
四球 70 40
三振 111 120
出塁率 .359 .343
長打率 .502 .533
OPS .861 .876
WAR 7.05 6.66

出典:MLB.com・ESPN

今シーズンのWARはメジャー全体で8位、アメリカン・リーグでは6位ですが、昨シーズンの7.05に比べると幾分数字を落としています。四球の減少により出塁率が落ちたことに加え、三振が微増したことと盗塁がゼロだったことも評価が伸びなかった原因だと考えられます。
また、成績には関係ありませんが、ちょっとケンカっ早いところもたまにキズです。今年も乱闘で退場処分を食らっていましたね……

とは言え、持っている才能は本物。打撃の確実性を上げ、出塁率を残せるようになれば、毎年のようにトラウトとMVPを争う選手になるはずです。

エイドリアン・ベルトレ

エイドリアン・ベルトレ - Wikipedia

【2016年レギュラーシーズン成績】
583打数・175安打・32本塁打・104打点・打率.300・OPS.879

メジャー屈指の守備力を誇る、テキサス・レンジャーズの三塁手。37歳となった今シーズンもその堅守は健在で、自身5度目のゴールドグラブを獲得しました。打撃面でも昨期に比べ改善を見せ、キャリア3度目となる「3割30本100打点」をクリア。プリンス・フィルダー引退の余波を最小限に抑える活躍を見せました。

メジャー20年目となる来シーズンは、あと58本に迫った3,000本安打の達成が確実視されています。打撃面でも守備面でもまだまだ衰える気配が見えず、どこまで記録を伸ばすか楽しみなところです。

今年もコントの相方であるエルビス・アンドラスとの絡みには笑わせてもらいました。

ジョシュ・ドナルドソン

ジョシュ・ドナルドソン - Wikipedia

【2016年レギュラーシーズン成績】
577打数・164安打・37本塁打・99打点・打率.284・OPS.953

昨シーズンのMVP受賞者。今シーズンはさすがに多少成績を落としましたが、打率と打点がもう少し伸びれば十分にMVP最終候補入りも狙えるハイレベルな水準を維持し、昨シーズンの活躍がフロックではなかったことを証明して見せました。

今シーズンのドナルドソンが高水準の成績を残したことは、昨シーズンとの比較からも明らかです。

■ジョシュ・ドナルドソン 2015年シーズン/2016年シーズン成績比較

年度 2015年 2016年
打数 620 577
得点 122 122
打率 .297 .284
安打 184 164
本塁打 41 37
打点 123 99
四球 73 109
三振 133 119
出塁率 .371 .404
長打率 .568 .549
OPS .939 .953
WAR 8.81 7.44

出典:MLB.com・ESPN

今シーズンは昨シーズンに比べ、打率・安打数・本塁打数・打点・長打率こそ減少していますが、打数の減少がその一因であると考えられます。打数の減少と引き換えに四球を大幅に増やしたことで出塁率は4割を超え、OPSも伸ばしました。
また、MLBで重要視される得点は昨シーズンと同数の122点であることに加え、一見減少しているWARも、昨シーズンはMLB全体で4位だったのに対し今シーズンは全体で5位と、数字上で見られるほどの大きな変化はなく、勝利への貢献度は依然として高いままです。

典型的な「遅咲きの花」であるドナルドソン。年齢的にはすでに中堅〜ベテランの域に差し掛かっていますが、今後もハイレベルな活躍を続けて欲しい選手のひとりです。

ロビンソン・カノ

ロビンソン・カノ - Wikipedia

【2016年レギュラーシーズン成績】
655打数・195安打・39本塁打・103打点・打率.298・OPS.883

毎年コンスタントにハイレベルな成績を残している巧打者。不振だった昨シーズン(それでも打率.287を記録)から成績を戻し、得点(107)と本塁打数(39)はキャリアハイを記録。MVPには物足りないものの、何票かの得票が見込める成績を残しました。また、今シーズンのWARは7.31とMLB全体で6位に入るほどの高水準で、打撃もさることながら守備面での貢献も大きかったことを示しています。
仮定の話になりますが、打率が3割を超え、マリナーズが地区優勝していれば、MVP最終候補に入りも十分にあり得ました。

シーズン当初は2割そこそこの打率で本塁打を量産していたので、『プホルスみたいに飛ばすことに絞ったか?』と思わせましたが、5月以降は打撃の確実性が元通りになり、最終的には例年のような既視感のある打率に収束しました。
典型的な打者不利球場であるセーフコ・フィールドでシーズンの半分を過ごしているにも関わらず、この成績です。ヤンキースに残留していたなら一体どんなことになっていたことやら……
ともあれ、今のところは超高額の長期契約に見合う成績を残していると言えるでしょう。

ザック・ブリットン

ザック・ブリットン - Wikipedia

【2016年レギュラーシーズン成績】
69試合・67投球回・2勝1敗47セーブ・防御率0.54・74奪三振・7失点・4自責点・WHIP0.84

ボルチモア・オリオールズのクローザー。今シーズンは口を挟むことの一切許されないような、球史に残る圧倒的な成績を残しました。当ブログで2016年のサイ・ヤング賞に推したのがこのブリットンです。
少し前に書いた以下の記事、意外なほどたくさんの方に読んで頂いています。ありがとうございます。

やはりと言うか何と言うか、サイ・ヤング賞の最終候補には入りませんでした。そのことについては、ブリットンの代理人であるスコット・ボラス氏もお怒りのようです。

救援投手はサイ・ヤング賞対象外?大物代理人激怒「バカげた話」(スポニチアネックス) - Yahoo!ニュース
7日に全米野球記者協会(BBWAA)が選ぶ各タイトルの最終候補が発表され、ア・リ - Yahoo!ニュース(スポニチアネックス)

アメリカン・リーグの最優秀救援投手賞である「マリアノ・リベラ賞」はブリットンが手にしましたが、サイ・ヤング賞は投手にとって最高の栄誉であり、なおかつ先発投手だけのものではありません。事実、近年では2003年にエリック・ガニエがサイ・ヤング賞を受賞しています。
最終候補にノミネートされていないとは言え、ブリットンには何票かの得票があると思います。特に今シーズンのアメリカン・リーグは打高投底の傾向が強く、先発投手の防御率がパッとしなかったので、異次元の成績を残したブリットンに流れる票がかなり多くなるかもしれません。

アンドリュー・ミラー

アンドリュー・ミラー - Wikipedia

【2016年レギュラーシーズン成績】
70試合・74 1/3投球回・10勝1敗12セーブ25ホールド・防御率1.45・123奪三振・13失点・12自責点・WHIP0.69

2015年のマリアノ・リベラ賞受賞者。今シーズンは主にセットアッパーとして稼働し、シーズン途中まで在籍したニューヨーク・ヤンキースではアロルディス・チャプマンに繋ぐ役割を務め、クリーブランド・インディアンズに移籍した後も好成績を維持し、セットアッパーながら10勝を挙げる活躍を見せました。

圧巻だったのはリーグ優勝決定シリーズでの圧倒的な投球。極めてエグいスライダーを武器に、奪三振の山を築きました。

セットアッパーはクローザー以上にサイ・ヤング賞とは無縁ですが、圧倒的な投球を見せ、インディアンズの優勝に多大な貢献をしたという意味では、ミラーにも多少は票が流れてほしいな……と思っています。

まとめ

最後に、ナショナル・リーグと同様に書くかどうか迷った選手を挙げて、記事を締めたいと思います。

  • ザンダー・ボガーツ → シーズン中盤までは凄かったけど、終盤に失速したのが痛かった。守備もザルだったし。
  • ミゲル・カブレラ → そろそろ衰えが見えてきた(打率.316)。最高打者の座はトラウトに譲ることになるのか(38本塁打)。三冠王も年齢には勝てないか(108打点)。この人と他の選手を同じレベルで語ってはいけない。
  • 田中将大 → もうちょっと勝ち星が伸びればねぇ……今のヤンキース打線には期待できないか。
  • 岩隈久志 → 防御率がなぁ……でも、メジャーに行った時はここまでやるとは思わなかった。立派。

田中将大と岩隈久志を排出した楽天イーグルスとかいう球団はさぞかし強豪なんだろうなぁ(白目)
それはさておき、賞の発表がたのしみですね。

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