大人子供の日々徒然

極めてどうでもいい雑記です。

【MLB】2016年シーズン賞レースの行方。ア・リーグのサイ・ヤング賞にザック・ブリットンを推してみる

2016/12/03

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【H28.11.19追記】
サイ・ヤング賞受賞者が決定しました。ザック・ブリットンは堂々の4位!
【MLB】祝、ザック・ブリットン4位入賞。2016年サイ・ヤング賞総括

巷では「ついにカブスがビリー・ゴートの呪いを解いた!」という話題で持ちきりですね。

【MLB】カブス、1945年以来71年ぶりのワールドシリーズ出場へ!(ISM) - Yahoo!ニュース
シカゴ・カブスは現地22日、地元でロサンゼルス・ドジャースとナ・リーグ優勝決定シリ - Yahoo!ニュース(ISM)

今回初めて気付いたんですが、「ビリー・ゴートの呪い」って、ワールドシリーズ出場決定時点で解けるヤツだったんですね。

「2度とこのリグレー・フィールドでワールドシリーズがプレーされることはないだろう」

ウィリアム・サイアニス

確かに、リーグ優勝すればリグレー・フィールドでワールドシリーズの試合をやるわけですからね。てっきりワールドチャンピオンにならないと解けない呪いだと思っていました。

では、前置きはこのぐらいにして本題に参りますか。

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2016年のアメリカンリーグ、サイ・ヤング賞は誰の手に?

ワールドチャンピオンも決まっていない時点で気が早いかもしれませんが、シーズン終了直後に賞レースの予想は始まっています。ちなみに私はここ5年間、両リーグのMVPをことごとく当てております。むふふ。尚、サイ・ヤング賞と新人王の予想は外しまくっている模様。

そういうわけで、今回はアメリカンリーグのサイ・ヤング賞に絞って記事を書きたいと思います。2016年レギュラーシーズン終了時点で私が候補と考えているのは以下の投手。

  • リック・ポーセロ(BOS)
  • コリー・クルーバー(CLE)
  • ジャスティン・バーランダー(DET)
  • クリス・セール(CWS)
  • J.A.ハップ(TOR)

それぞれの成績と特記事項は以下の通り。

リック・ポーセロ(BOS)

リック・ポーセロ - Wikipedia

【今シーズン成績】
223投球回(リーグ4位)・22勝4敗(勝数リーグ1位)・防御率3.15(リーグ5位)・189奪三振(リーグ8位)・3完投・WHIP1.01(リーグ2位)・ピッチングWAR5.04(リーグ5位)

恐らくサイ・ヤング賞筆頭候補。特筆すべきは両リーグ1位の22勝ですね。負けもたった4敗。2009年のメジャーデビューから安定した成績を挙げてきたものの、タイガース時代のスタッツはそれほど飛び抜けておらず、バーランダーとシャーザーの両エースがいたことから、3〜4番手扱いの投手でした。タイガースの強打に助けられて勝ち星が増えていたという印象が強かったですね。

レッドソックスに移籍して1年目の昨シーズンは安定感を欠いたものの、今シーズンは圧倒的な投球を披露。リーグ1位の白星はレッドソックスの強打に助けられた側面もありますが、良好な防御率とリーグ2位のWHIPは、ポーセロ自身の実力で勝ち取ったものと言えるでしょう。

これで200奪三振を達成していたら得票数が大きく伸びる要素になっていたでしょうが、彼自身が打たせて取るスタイルであることに加え、奪三振数200未満のスターターも数多くサイ・ヤング賞に名を連ねていますので、大きなマイナス材料にはならないと思います。

コーリー・クルーバー(CLE)

コーリー・クルーバー - Wikipedia

【今シーズン成績】
215投球回(リーグ5位)・18勝9敗(勝数リーグ3位)・防御率3.14(リーグ4位)・227奪三振(リーグ5位)・3完投・WHIP1.06(リーグ4位)・ピッチングWAR6.45(リーグ2位)

2014年シーズンのサイ・ヤング賞受賞者。インディアンズリーグ優勝の立役者のひとりです。今シーズンのクルーバーは全ての成績が高水準。勝ち星も防御率も奪三振も良好な数字を記録し、これぞエースピッチャーという活躍を見せました。昨シーズンは失速しましたが、それでもリーグ3位の奪三振を記録し、防御率も十分に及第点だったことから、単に勝ち運がなかったと言ってしまいましょう。

2度目のサイ・ヤング賞をかっさらう可能性も十分にあります。

ジャスティン・バーランダー(DET)

ジャスティン・バーランダー - Wikipedia

【今シーズン成績】
227 2/3投球回(リーグ2位)・16勝9敗(勝数リーグ6位タイ)・防御率3.04(リーグ2位)・254奪三振(リーグ1位)・2完投・WHIP1.00(リーグ1位)・ピッチングWAR6.61(リーグ1位)

今シーズン見事な復活を遂げたかつての最強投手。2011年には極めて圧倒的な成績を挙げ、サイ・ヤング賞とMVPを両獲りしています。今シーズンのバーランダーは奪三振や防御率のみならず、WHIPやピッチングWARといったセイバーメトリクス指標でも優秀な成績を残し、表面上の数字だけでなく投球内容も良かったことを示しています。

勝ち星があと2〜3個増えて、タイガースがポストシーズンに進出していれば、2度目のサイ・ヤング賞を確実なものにしていたことでしょう。

クリス・セール(CWS)

クリス・セール - Wikipedia

【今シーズン成績】
226 2/3投球回(リーグ3位)・17勝10敗(勝数リーグ4位タイ)・防御率3.34(リーグ9位)・233奪三振(リーグ2位タイ)・6完投(リーグ1位)・WHIP1.04(リーグ3位)・ピッチングWAR4.92(リーグ7位)

「いつかはサイ・ヤング」と言われ続けている逸材で、今シーズンは自己最多タイの17勝を挙げました。特筆すべきは6完投。分業制の進んだ最近のメジャーではあまり見られない記録です。とは言え、残念ながら最有力候補ではありません。
シーズン前半戦は凄まじい投球を見せたセール。前半戦終了時点で14勝を挙げました。「こりゃ今年はサイ・ヤング獲ったな」と思いきや、後半戦でまさかの失速。この失速の印象がよろしくありません。

セールは、今シーズン開幕前に表面化したチームの内紛(アダム・ラローシュが息子の帯同を巡って球団と決裂し電撃引退 → チームメイトが球団強化責任者への不信感を露わに)の中心にいました。セールと引退したラローシュの子息はとても仲が良かったことから、フロントへの不信感を特に露わにし、強化責任者に噛みつきました。また、セール自身の問題行動(ジャージ切り裂き事件)もあったことから、シーズン中のトレードの可能性が取り沙汰されるほどでした。

セールにとってもチームにとっても、トレードが「たったひとつの冴えたやりかた」でしょう。セールは打線の援護が十分に得られるところでサイ・ヤング賞を目指し、チームはセールを引き換えに得たプロスペクトで数年後の浮上を目指すのが得策ではないでしょうか。

J.A.ハップ(TOR)

J.A.ハップ - Wikipedia

【今シーズン成績】
195投球回・20勝2敗(勝数リーグ2位)・防御率3.18(リーグ6位)・163奪三振・0完投・WHIP1.17(リーグ10位)・ピッチングWAR4.39(リーグ10位)

昨シーズンは「投手再生工場」パイレーツで結果を残し、迎えた今シーズンは見事な成績を挙げ、ブルージェイズのポストシーズン出場に大きな役割を果たしました。とは言え、惜しくも200投球回に到達せず、奪三振も少なめ。セイバーメトリクス指標もさほど良くないため、サイ・ヤング賞は厳しいでしょう。何票かは入ると思いますが。

 

というわけで、アメリカンリーグサイ・ヤング賞の候補について、受賞の可能性が高いと思われる順で紹介しました。まだ大事な人が抜けていますけどね。

ザック・ブリットン(BAL)を忘れちゃいけない

オリオールズのクローザー、ザック・ブリットンが密かにとんでもない成績を挙げていました。気付くの遅れたわー。

ザック・ブリットン - Wikipedia

【今シーズン成績】
69試合・67投球回・2勝1敗47セーブ(セーブ数リーグ1位)・防御率0.54(!)・74奪三振・7失点(!)・4自責点(!)・WHIP0.84(!)・ピッチングWAR4.31(リーグ11位)

ちょっとビビりますな。かなり異次元の成績です。相手チームにとっては「出てこられたらゲームセット」ですね。マウンドの支配っぷりで言えば、先程挙げたどのスターターよりも上ではないでしょうか。尚、セーブ成功率はまさかの100%だった模様。いやいやいや。
どうやら防御率0.54は、シーズン65イニング以上投げた投手としてはMLB最高記録とのこと。0.54なんて防御率、見たことないですもんね。マリアノ・リベラ(キャリアハイ:1.38)やトレバー・ホフマン(キャリアハイ:1.48)ですらなし得なかった大記録です。

2012年シーズンのクレイグ・キンブレルが相当騒がれましたが、今シーズンのブリットンはそれに比肩する成績です。ちょっと比べてみましょうか。

■クレイグ・キンブレル(2012) / ザック・ブリトン(2016)成績比較

選手名(年度) C.キンブレル(2012) Z.ブリットン(2016)
試合 63 69
投球回 62 2/3 67
勝利 3 2
敗戦 1 1
セーブ 42 47
防御率 1.01 0.54
奪三振 116 74
失点 7 7
自責点 7 4
WHIP 0.65 0.84
ピッチングWAR 3.27 4.31

出典:MLB.com・ESPN

シーズン通しての失点はどちらも7点。奪三振とWHIPは2012年のキンブレルに軍配が上がるものの、防御率はブリットンの圧倒的勝利です。
「キンブレルはあれだけ騒がれたのに、ブリットンはどうも地味だなぁ」と思っていましたが、それは恐らく奪三振の差でしょう。2012年のキンブレルは62と2/3回を投げて116奪三振ですよ。ちょっとおかしい。まぁ、奪三振ショーは派手で注目されますからねぇ。

で、ブリットンはサイ・ヤング賞獲れそうなの?

……と問われれば、「難しいんじゃないかなぁ」と答えるしかないわけです。

クローザーがサイ・ヤング賞を獲った事例はいくつもあります。とは言え、最新の受賞者が2003年のエリック・ガニエ、ア・リーグに至っては1992年のデニス・エカーズリーまで遡らなければなりません。
クローザーがサイ・ヤング賞を獲るには、「圧倒的な成績を収めつつ、どのスターターも微妙な成績であること」が条件になります。どうしても先発投手が優先されがちですね。
では、今シーズンの各スターターの成績はと言えば……なかなか立派な感じ。あくまでも予想になりますが、今シーズンのサイ・ヤング賞もスターターが持っていくでしょう。ブリットンは3名の最終候補にも入らない可能性が高いかも……

ただ、ア・リーグの場合、最優秀防御率がアーロン・サンチェス(TOR)の3.00だったので、この打高投低状態に文句を言いたい投票者が複数いれば、ブリットンに票が流れる可能性はあります。せっかくMLB史上に残るような成績を挙げたのですから、いくらかの票がブリットンに入ればいいな、と思う今日この頃です。

ちなみに、アイキャッチ画像とトップ画像はカムデン・ヤーズ(オリオールズ本拠地)です。これまた著作権フリー画像がありました。いつかは行きたいメジャーのボールパーク。

【追記】
ブリットン、やっぱりサイ・ヤング賞の最終候補には入りませんでしたね……ブリットンを始めとした賞レースの最終候補から漏れた選手たちについて書きました。
【MLB】2016年シーズン賞レースの行方(2) MVP&サイ・ヤング賞ノミネート外の選手にスポットを当てる。ナショナル・リーグ編
【MLB】2016年シーズン賞レースの行方(3) MVP&サイ・ヤング賞ノミネート外の選手にスポットを当てる。アメリカン・リーグ編

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