大人子供の日々徒然

極めてどうでもいい雑記です。

MLB2016年レギュラーシーズン終了。デービッド・オルティスの旅はまだ終わらない

2016/10/24

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さて、MLBのレギュラーシーズンが終わり、各選手の成績が確定しました。今年は打高投低でしたね。特にア・リーグ。細かい所感は別の記事にするとして、ビッグ・パピですよビッグ・パピ!40歳のおじさんが!打点王!しかも引退年に!

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ビッグ・パピって誰?

とおっしゃる方もいらっしゃるでしょうよ。なので説明します。

ビッグ・パピとは、ボストン・レッドソックスのデービッド・オルティス選手の愛称です。MLB史上27人しかいない(H28.10.03現在)「500本塁打達成者」のひとりで、リーグを代表するスラッガーであり、2016年シーズン限りでの引退を発表しています。

主にDH(指名打者)として活躍したオルティスですが、キャリア初期に所属していたミネソタ・ツインズではその才能を十分に発揮できませんでした。ツインズのチームカラーであったスモール・ベースボール(長打力よりも守備力・投手力。スピードを優先する采配)では、オルティスの打棒が活きなかったんですね。
メジャー定着7年目でレッドソックスに移籍したオルティスは、スラッガーとしての能力を遺憾なく発揮。2003年から昨年(2015年)までの間に、1,910安打・445本塁打・1,403打点を記録し、レッドソックスの主砲として大活躍を続けてきました。
オルティスの全盛期は、2004年から2007年の4年間(年平均44本塁打・135打点・打率.304)です。2008年から2009年は平凡な成績に終わりましたが、2010年以降、再度打棒が復活し、37歳から39歳(2013年〜2015年)のシーズンで3年連続30本塁打100打点を叩き出すほどの強打を発揮しました。
そんなオルティスも40歳のバースデーを迎えた2015年11月18日、翌2016年シーズンでの引退を発表しました。

引退年とは思えない、強烈な成績

そういうわけで、オルティスの今シーズンの成績が確定しました。はいどうぞ。

デービッド・オルティス(40)
537打数169安打・打率.315(ア・リーグ6位)・48二塁打(MLB1位)・38本塁打(ア・リーグ8位タイ)・127打点(ア・リーグ1位タイ)・出塁率.401(ア・リーグ2位)長打率.620(MLB1位)・OPS1.021(MLB1位)

念の為、注釈を入れておきます。ビッグ・パピさん、40歳です。今年で引退する選手です。「足が痛いからもう無理」といって引退したがっている選手です。
さて、これらを踏まえた上で、多少野球をご存知の方なら脳裏に浮かんだ言葉があるはずです。恐らく、私も同じことを思っています。ではご唱和下さい。

おかしい。

「引退する選手の成績じゃねぇぜ」
「ほとんどのプレイヤーより、ビッグ・パピの成績のほうが上だぜ」
「リーグMVPも、割とあり得るぜ」
「言葉がないぜ」

こんなご意見が、全米各地で大勢を占めているでしょう。ほんとおかしい。「守備の負担が無いDHというポジションだから、こんな芸当ができる」というご意見もあるでしょう。それはごもっともなのですが、それを差し引いてもおかしい。

「あっといっちねん!あっといっちねん!」という掛け声が、ボストン方面から聞こえてそうです。

引退年に素晴らしい成績を挙げた選手

長いMLBの歴史の中では、引退するシーズンに全盛期並みの成績を挙げた選手もいますが、ごく少数に限られます。

引退年に個人タイトルを獲った選手は、サンディー・コーファックスくらいしか思いつきません。27勝9敗(最多勝)、317奪三振(最多奪三振)、防御率1.73(最優秀防御率)、サイ・ヤング賞受賞(満票での受賞)。1966年シーズンにこのような圧倒的な成績を叩き出しながら、登板過多による肘の故障を理由として30歳の若さで引退してしまいます。

タイトルに届かなかったとしても、引退年に素晴らしい成績を挙げた選手はいます。
キャリアハイとなる20勝を記録したマイク・ムッシーナ、44セーブを挙げたマリアノ・リベラ、ちょうど3,000本安打を達成したところでシーズンを終え、その後の不慮の事故で帰らぬ人となったロベルト・クレメンテ、打率.314・169安打・23本塁打・99打点の好成績を挙げながら、緑内障による失明で引退せざるを得なかったカービー・パケット。
特に野手の場合は、どんな名選手でも衰えを隠せず引退することがほとんどで、クレメンテとパケットは例外中の例外です。

野手で、端から見ると「まだやれるだろ」という状態で、キャリア全盛期並の成績で、なおかつタイトルを獲って引退するのはオルティスくらいではないでしょうか。

まだ終わりではないよ、諸君

現役最終年にとんでもない成績を叩き出したオルティスですが、これで終わりではありません。幸運なことに、彼のプレーをまだ見ることができます。

レッドソックスはシーズン通算93勝69敗でア・リーグ東地区優勝を果たしました。これから待ち受けるのはポストシーズン。地区シリーズ(5回戦)とリーグ優勝決定シリーズ(7回戦)、そしてワールドシリーズ(7回戦)が待ち受けています。レッドソックスが順調に勝ち進み、なおかつ試合展開がもつれれば、オルティスの勇姿を合計17試合見ることができるのです。グラウンドに立つ彼の姿を少しでも長く見ていたい、というのがファンの率直な思いです。足が痛くて引退したいビッグ・パピさんにはちょっと申し訳ないですが、もうちょっとだけ頑張って頂いてですね……

フランチャイズのみならず、球界全体で愛された選手……最近はよく「レジェンド」と言われますね……は、引退するシーズンにはまるで引退興行の如く各球場でセレモニーが行われます。デレク・ジーター然り、マリアノ・リベラ然り、チッパー・ジョーンズ然り。
当然のごとく、オルティスの場合も各球場でセレモニーが開催されました。ヤンキー・スタジアムの最終戦では、長年のライバルだったマリアノ・リベラが登場したようですね。いいですよねぇ、こういうサプライズ。

その愛嬌たっぷりの人柄。引退年にとんでもない成績を挙げたことで更に惜しまれるその打棒。爆弾テロに見舞われ、悲しみに包まれたボストンを勇気づけたスピーチ。すでに背番号「34」がレッドソックスの永久欠番になることが決まっているほどの、ファンからの絶大な支持。オルティスは、レッドソックスの象徴であり続けました。

彼の旅は、まだ終わっていません。ワールドシリーズの舞台で、レギュラーシーズンさながらの大爆発を見せ、レッドソックスを優勝に導くこと。それが彼の願いであり、レッドソックスファンの願いでもあります。

私も今年はレッドソックスを応援するつもりです。ワールドシリーズではレッドソックス対カブスが見たいなぁ……などと思っている今日この頃。

【余談】
2013年のボストン市長選挙では立候補していないにも関わらず第三位の票を得るほど、ボストン市民に愛されているようですね、ビッグ・パピさん……この、わけのわからないほどすごいエピソードを踏まえて、皆様ご唱和下さい。せーの、

おかしい。

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