大人子供の日々徒然

極めてどうでもいい雑記です。

WELQ(ウェルク)の記事をアダルトチルドレンの根拠にするのは間違い?キュレーションメディアの記事で自己診断する危うさについて

2016/12/03

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唐突ですが、アダルトチルドレン問題とブログ運営に関して「あ、やっちまったかも!」ということがありました。結局のところ実害は発生しませんでしたが、事の次第と私自身の見解を何らかのかたちで残しておくべきであると考え、この記事を書いています。少し長くなりますが、よろしければお付き合い下さい。

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キュレーションメディアとそのニーズ

ここ数年、NAVERまとめやMERYといった「キュレーションメディア」がWEB上を席巻していますね。すでにご存知の方が多いことを承知で書くと、ここで言う「キュレーション」とは、ウェブ上に散らばった情報を特定のテーマに沿って集約し、読者に提供することを指します。

極めて大量の情報が存在するウェブの海から、自分の求める情報を短時間ですくい上げることにはかなりの困難を伴います。そこでキュレーションメディアは、数多のサイト管理者が発信する情報や書籍から引用されたフレーズなどを収集・整理した上で再発信することで、ユーザーに対し要点を押さえた情報を提供します。
ユーザーにとっては、必要な情報がまとめて手に入るため情報収集に掛ける時間を短縮できる、主要なキュレーションメディアは検索エンジンで上位に表示されやすい(後述)ため、必要な情報に手早くアクセスできるといった利点があります。

キュレーションメディアの問題点

このようなニーズがある以上、キュレーションメディアの社会的意義は少なからず存在すると考えますが、近頃、その存在意義を否定せざるを得ないような問題点が浮き彫りになっています。
では、現在表沙汰になっている問題を挙げてみましょう。

パクリ記事の多さ

誤解を恐れずに言うと、キュレーションメディアに掲載されている記事の多くは、ライターによる体験記や商品レビューを除けば、ウェブ上に以前から存在する情報を切り貼りしたものです。悪い言い方をすれば「パクリ」記事が多いんですよ。最近になってキュレーションメディアがあちこちで叩かれている原因はこの点にあります。すでに様々な検証記事があるため、当ブログで詳細を書くことは避けますが、パクリを暴いた当事者が怒りを露わにする光景をよく見かけます。
彼らが怒るのも無理はありません。今まで多大な時間と労力を割いて作り上げた記事が、別の誰かに断りもなく奪われ、あたかもその記事がキュレーションメディアによって書かれたものであるという誤解をユーザーに与えてしまうのですから。

取るに足らない記事の多さ

キュレーションメディアの記事を読んでいると、「これって、わざわざまとめる価値のある記事か?」というものにしばしば出くわします。
キュレーションメディアの記事は、一般ユーザーからの投稿やクラウドソーシングで募集したライターによって書かれる場合が多く、記事の報酬は一本あたり数百円程度、または閲覧数に応じた金額が支払われるようです。

もちろん、良心的なライターや問題の当事者による有益な記事もありますが、記事の報酬が低単価である関係上、書き飛ばして執筆数を稼ぐことが常態化する「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」理論がまかり通り、記事の全体的なクオリティ低下に繋がっていると感じます。

検索エンジン対策の強さ

よく「ブログをやるなら、まず100記事は書け」と言われています。これは、現在のGoogleを始めとする検索エンジンのアルゴリズムが「コンテンツ数が多いウェブサイトを上位表示する」ことを根拠とするものです。記事数が増えれば、それだけ検索エンジンからの流入も増え、読者獲得に繋がるわけです。
読者獲得のためにコンテンツ数を増やすことが有効なのは、なにもブログに限ったことではありません。現在の主要なキュレーションメディアは、このアルゴリズムを最大限利用し、前述の安価な外注記事によって得た極めて大量のコンテンツを抱えることで、Googleなどからの検索による流入を呼び込み、検索エンジンでの上位表示を実現しています。
この場合の主要な問題点は、以下の2点です。

オリジナルの記事が埋もれてしまう

キュレーションメディアの記事にパクリが多いことは前述の通りです。そういった記事が、キュレーションメディアの特徴である「検索エンジン対策の強さ」を背景に検索結果の上位に表示されます。このような状況下で割を食うのが、パクラれ元のウェブサイトです。
本来であれば、パクラれ元のオリジナル記事が検索結果の上位に表示されて然るべきなのですが、現状は検索エンジンのアルゴリズムがウェブの世界を取り仕切っている関係上、尊重されるべきオリジナルがパクリに駆逐される状況に陥っています。

取るに足らない記事が減らない原因となっている

質が良くない記事でも、キュレーションメディアにとっては検索エンジンからの流入を呼び込むための手駒となることから、彼らが取るに足らない記事の量産を止めないことの原因は、検索エンジンからの流入を減らさないためであると言えます。

記事内容の正確性を担保していない

下の画像は、WELQ(ウェルク)に掲載されている記事の一番最後に書いてある文言のスクリーンショットです。

welq_notice

(出典:WELQ)

念のために文字に起こします。

当社は、この記事の情報及びこの情報を用いて行う利用者の判断について、正確性、完全性、有益性、特定目的への適合性、その他一切について責任を負うものではありません。この記事の情報を用いて行う行動に関する判断・決定は、利用者ご自身の責任において行っていただきますようお願いいたします。

わざわざ可読性の悪い文字サイズと色によって、 「記事の内容が間違っていても、ウチは知らんよ」と宣言しているわけですね。インターネット上にある匿名性の高い情報に対して正確性を求めることは間違っているかもしれませんが、どうもスッキリしませんね……

果たして、WELQ(ウェルク)の記事を信じて良かったのか?

さて、以上を踏まえた上で冒頭に述べた「やっちまったかも!」の真相に参りましょう。最近、特にDeNAが運営する各種キュレーションメディアの評判がよろしくないことを耳にします。特にMERYやWELQに対する悪評が増えている印象を受けますが、ここでふと思い出したことが。

『あれ?前の記事でWELQを参照元にしたような……』

まがりなりにも自分で書いた記事ですから、それがどんなものであったかはすぐに思い出しました。

尚、参照したWELQの記事はこちらです。

WELQ [ウェルク] | ココロとカラダの教科書

私は、WELQのこの記事によって『自分のアダルトチルドレンの問題に宗教が深く関わっているのではないか』という考えに至りました。昨今のWELQの悪評を聴くに及び、参照した記事の正確性に疑問を持ち、自分のメンタルの問題に対する根拠を間違ったものに求めた可能性があることに気付き、間違っているかもしれない内容を元として記事を書いたことに焦り、極めつけはその記事が当ブログで最も閲覧数の多いものであること(H28.09.23現在)に脂汗が出ました。

先に結論を

まずは結論から申し上げます。

カウンセラーの先生から「アダルトチルドレンの形成に信仰の問題が関わることはよくある」と明確な見解がありました。従って、私が書いた当該記事の内容については筆者の責任においてその妥当性を保証致します。
また、この記事を書くにあたり、WELQの当該記事を何度も読みましたが、アダルトチルドレン当事者から見て間違ったことや違和感のあることは書かれていませんでした。「よくまとまった記事である」という感想は変わりません。ただし、書き手の姿勢に問題を感じる点がありましたので、それについて次項で述べます。

参照したウェルク記事の問題点

ウェルクを参照したことについて、正直に申し上げて多少モヤモヤを感じています。この記事を書き終えたらすぐに過去記事の修正を行うつもりです。その前に、私がウェルクから参照した記事の問題点を検証したいと思います。

【H28.09.23追記】
過去記事の加筆修正を完了しました。

記事の出典が明記されていない

先述の通り、記事の内容に問題は感じませんが、記述の全てにおいて参照元が一切明記されていません。全ての文言は、この記事のライターであるtakai氏のオリジナルなのでしょうか?恐らく、何らかの原典を元にリライトしたものであると予想します。

尚、NAVERまとめのアダルトチルドレンに関する記事では、出典が明記されています。ただ、出典元の記事自体がちょっと頼りない(笑)

【アダルトチルドレンとは】大人になっても生き辛さを抱えるアダルトチルドレン - NAVER まとめ
アダルトチルドレンとはのまとめ。今、生きづらいと感じている方はアダルトチルドレンの可能性があります。

チェックリストは軽々しく書いていいものではない

通常の記事部分に関して言えば、出典が明記されず、なおかつその内容が何らかの書籍からリライトされたものであったとしても、百歩譲って「込み入った内容なのに、当事者もびっくりするほど完成度の高いまとめですね」と言えます。
ただ、記事の中盤にある「アダルトチルドレンチェックリスト」には、必ず出典を明記するべきです。このようなチェックリストは、自分がアダルトチルドレンだという可能性を持っている閲覧者にとって、極めて重要なものになります。出典も明記せずに軽々しく書いていいものではありません。
また、このようなチェックリストは専門の研究者や治療者が臨床データを元に作ったものですから、一言一句に意味があります。原典を最大限尊重せねばならず、軽率なリライトはタブーです。
万が一、このチェックリストがtakai氏オリジナルのものであれば大問題です。「チェックリスト」というアダルトチルドレン当事者にとって緊急性の高いものを、専門家とは言えないライターが創作し、発表したとすれば、それは先行研究と臨床の現場をないがしろにする行為です。

ライターであるtakai氏はこの記事を書くにあたり相当量の情報収集をしたのでしょう。信憑性を担保する要素がないとは言え、このチェックリストが普通に「使える」ものであることも問題を面倒なものにしているんですよねぇ……

ライターの連絡先がわからない

これはWELQというプラットフォーム自体の問題ですが、ライターの自己紹介はあれど連絡するための窓口が存在しません。WELQ運営への問い合わせフォームも、サイトのフッターに控えめな文字サイズで設けられていますが……(下記画像参照)

welq_footer

(出典:WELQ)

「無きゃ無いでグダグダ言われるから、とりあえず設けてみました」感が満載ですね……

まとめ

参照した記事の内容自体には特に問題はなく、基本的にきちんとしたものでしたが、「メンタルヘルスのことについて書いているのに、そのアティチュードはどうなのよ?」と思い、問題点を挙げてみました。

とりあえず、キュレーションメディアに書いてあることは参考程度に留めたほうが良さそうですね。特に健康に関わる問題に関しては専門家に頼るのが上策でしょう。専門医やその道のプロがキュレーションしている可能性もゼロではないんでしょうが、そのようなケースは少ないのではないでしょうか。WELQは運営が「自己責任でよろしく」と言っちゃっていますから、なおさらです。まぁ、「ユーザーの自己責任」はウェブ上に存在するメディア全般に言えることなんでしょうけどね。
また、出典が明記されていない場合は、特にその内容を十分に吟味する必要があります。当事者の立場から考えると、メンタルヘルスのように内容がデリケートなものであればあるほど、「頼むから出典を書いてくれ……」という気持ちになります。

それと、この記事を書いていて再認識したのは「記事内容の正確性を担保するのは、検索エンジンの表示順位ではない」ということですね。どうしても検索して第一位に出てきたものから調べがちですが、その記事が100%正確なものであるかを証明するのは困難でしょう。ひとまず、

  • ひとつの記事のみに根拠を求めない
  • 原典を参照する(原典の著者の出自や実績を吟味することも重要)
  • 困ったら専門家に相談する(病気のことなら医師・庭の松のことなら植木屋)

といったところでしょうか。

 

それにしても、今回は脂汗が出ました。
ひとまず、過去記事の内容は専門家であるカウンセラーの先生に信憑性の保証を頂いているので、当ブログの読者の方に(恐らく)ご迷惑は掛けていないはず……という結論に至りましたが、超が5〜6回くっつくほどの弱小ブログと言えど、発信内容には今後とも細心の注意を払って行こうと考えています。

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